9月号にてご紹介した、草花の植替や株分けは、10月上旬には作業を済ませましょう。あまり遅くなると植替後、根が張る前に寒さにあたることになり、株が弱る可能性があります。植替後は根が弱りやすいので寒さにあてないよう、土の表面部分にバークチップや不織布などを被せ、防寒対策をしておきましょう。
冬への準備として、花壇を整理しておきましょう。この時期になると、雑草の発生もおさまってきますので本格的に寒くなる前に除草をし、芝を刈り込み、庭を綺麗にしておきましょう。
花壇をすっきりとさせたら、次の花を植え込む前に一度きちんと土の改良を。腐葉土や完熟堆肥を入れて、丁寧に耕し、土の養分を回復させましょう。
本格的な寒さが到来する前に、寒さに弱いものを保護する準備を始めます。
10月下旬、最低気温が15度以下になってきたら、球根の植付けが出来るようになります。
春の庭を彩る多くの花は秋植え球根。来年の春〜初夏の庭を思い描いて植えてみましょう。
秋に球根を植えて、冬の間じっと芽吹きを待てば、暖かくなった頃に庭を美しく彩ってくれる花たち。
小さな芽が土から顔を出すのを楽しみに、花壇やコンテナなどに植えてみませんか。
球根植物は、球根の状態の良し悪しが春の芽や花に大きく影響します。
植物の種類によって形は異なりますが、買うときに選ぶことが出来る店ではなるべく 大きく ふっくら として『つや』のある重たいものを選びましょう。
茶色の薄皮が破れているのは気にしなくて大丈夫ですが、カビや目立つ傷があるものや 病気を疑うような不自然な斑のあるものは避けましょう。
球根には、それぞれ植えるのに適した土の深さがあります。
基本的には、小さいものは浅め、大きなものは深く・・とはなりますが、花壇に植える際は、
パッケージに書かれた注意書きや書籍などで適切な深さを確認して植えましょう。
植え付け時におすすめのアイテムをご紹介します。
土の乾き具合を確認しながら、水やりを行いましょう。
球根だけを鉢に植える場合は根を広げやすいように基本的には浅植えに。
(※ユリを植える場合は深く植える必要があるので、深い鉢に植える)
ここでは、チューリップの球根を植える場合のご紹介をします。
チューリップなど、いろんな咲き方や色合いの花があって、どれも楽しみたいと思ってしまいますが、ひとつの鉢に何種類も植えるより、同じ種類(色・咲き方)の花を10種程度まとめて植える方が、美しくボリュームのある姿となります。
球根だけだと春まで寂しいし、水やりも忘れてしまう・・という方には、他の植物との寄せ植えがお勧め。パンジーやビオラと併せて植えておけば、冬の間はそれらのお花を楽しむことが出来ます。
一年を通して、季節の移り変わりと共に、表情を変える庭。
今の季節に、庭を飾ってくれるお花をご紹介します。ぜひ、ガーデニングの参考にしてくださいね。